George I’s reign

ハノーヴァー朝ジョージ1世の治世:1714年~1727年

初代オーフォード伯爵ロバート・ウォルポール

ロバート・ウォルポールはイギリスの"初代"首相とみなされている政治家です。実権を握ったのは1721年~1741年です。ジェントリ階級の出身です。ウォルポールは、ホイッグ党の若いリーダーとして、社交でも政治面でも成功しました。南海泡沫事件の後処理を行い、政治的な権力を確実なものにしました。

「南海泡沫事件」18世紀に起きたバブル崩壊

18世紀は「合資(≒株式)会社」が注目を集めるようになる時代です。投資家は公開市場で株を買い、リスクを負って利益の分け前を得ることができます。エリザベス1世のころから始まっていた手法ですが、その規模が一気に拡大したのがこの時代なのです。そんななか、南海会社のバブル崩壊がおこります。何千もの投資者が破産し、仕掛け人の悪事が露見します。

続・スペイン継承戦争:四国同盟戦争

スペイン継承戦争を終わらせた「ユトレヒト条約」では、「フェリペ5世はスペイン王位を継ぐ代わりにフランスの王位継承権を放棄する」という約束でした。しかしフェリペ5世は、ルイ14世亡きあとのフランス王位を狙いはじめました。 これに警戒したオーストリア、イギリス、フランス、ネーデルラントの4ヶ国が同盟してフェリペ5世と対戦します。フェリペ5世はイギリスを牽制する目的で、ジャコバイトの支援も行いました。

グレートブリテン王国とハノーヴァー朝の誕生のいきさつ

1702年、ステュアート朝のアン女王( Anne, Queen of Great Britain )が戴冠します。ジェームズ2世の娘ですが、彼女の信仰は英国国教会でした。血筋についても信仰についても、心配ありませんでした。しかし後継ぎがないのは問題でした。嫡子はありましたが、1700年に11歳で世を去ったグロチェスター公ウィリアム( Prince William, Duke of Gloucester )を最後に、みな早世していたのです。