C.2 社会・文化

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19世紀のイギリス(年表式)

19世紀のイギリスは産業革命によって大きく変化しました。19世紀はじめの国勢調査では全人口の2割だけが都市部に暮らしていましたが、中ごろには全人口の半数が都市部へ移り、20世紀が近づくころには3分の2が都市部へ移住していました。当初は農業が中心の社会でしたが、後半になるにつれ工業が一般的になりました。職人の手で作られていた品物は、機械で造られるようになりました。 扉絵:Victorian Scho […]

18世紀のイギリス(年表式)

18世紀のイギリスはいくつもの戦争に特徴づけられます。とくに対フランス戦です。同時に第一大英帝国と呼ばれるにいたる発展と衰退を経験し、19世紀をまえに第二大英帝国の基盤が築かれました。国内の社会が成長をみせ、経済的にも安定した時代でした。 扉絵:It was commissioned by the de facto first British Prime Minister, Sir Robert […]

[詳しく]先史時代のブリテン島

イギリスの先史時代とは、人類の渡来~紀元43年のローマ軍侵攻(ローマ皇帝クラディウスのブリタンニア遠征)までを指します。 狩猟採集を主とする生活が行われていた中石器時(c. 9,000 – 4,300 BC)、海面の上昇にともなって、大陸と陸続きだったブリテンが切り離されて島になりました。農耕と牧畜を中心とする生活に変る新石器時代(c. 4,300 – 2,000 BC)か […]

王室の豪邸にも匹敵するカントリーハウスを4つ紹介

ブレナム宮殿 マールバラ公爵の本拠地であるブレナム宮殿(Blenheim)は、イングランドのオックスフォードシャーにあります。王室の所有ではないカントリーハウスのなかで唯一「宮殿 / Palace」が付されている建物です。1705年から1722年にかけて建てられ、1987年からユネスコ世界遺産に登録されています。 一般公開されています。公式サイト:https://www.blenheimpalac […]

ヨーロッパのバイキング時代と後世への影響

ブリテン諸島のバイキング時代は、793年に始まったとされるのが一般的です。これは「アングロサクソン年代記」に記された「リンディスファーン修道院の襲撃」の年に基づいています。現フランスのノルマンディ(Normandy)として知られる地方は、このノースマンらが徐々に侵略し定住するようになった地域です。リューリクなる人物は東へ遠征し、859年にノヴゴロド(Novgorod / Novgorod)に王朝を建てたとされています。

18世紀~19世紀の陸路

これまでの穴だらけ泥だらけの道に比べて、修繕された有料道路は快適でした。旅人や商人は「有料」の「価値」を認めはじめました。 道路のコンディションがよくなると、馬に背負わせる荷物の量を増やすこともできます。18世紀の終わりには、馬は1頭あたり 3,000kg 以上の荷を運んだそうです。 有料道路の運営と管理は民間団体に信託されました。ターンパイクトラスト(turnpike trusts)といいます。

アングロ-サクソン人の侵入と定着:ローマ撤退後のブリテン島(3)

アングロ-サクソン人は、現在のデンマークや北ドイツやオランダに相当する地域から、北海を南へ渡ってきた人々でした。航海術に長け、過去何年ものあいだに沿岸地域を襲っては、彼らが住まうための土地を要求したり、ときには地元の人々を追い払うこともありました。 サクソン人はさらなる土地を求めて内陸に目を向けます。ブリトン人との抗争は避けられないものになりました。

貴族(ピアレッジ / Peerage)の序列と成り立ち

貴族階級とは、国王から「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵」の称号を授けられた人々を指します。ウィリアム征服王がイングランドを征服した時(1066)、イングランドを荘園(マナー / manors)単位に分割しました。これが、のちに男爵領(バロン / barons)として知られるようになります。

ブリテン島の先史時代

イギリスの先史時代は、人類の渡来~紀元43年のローマ軍侵攻(ローマ皇帝クラディウスのブリタンニア遠征)までを指すことが多いです。 ~紀元前8000年 旧石器時代(Palaeolithic) 狩猟・採集を主とする生活 紀元前6500年頃 ヨーロッパ大陸と陸続きだったグレートブリテン島が、海面の上昇により大陸から切り離されて、島になる。 紀元前4000年頃 新石器時代(Neolithic) 狩猟・採集 […]

アングロサクソン時代の宗教

ノルマン人による征服(1066年)よりも以前から、イングランドではキリスト教が信仰されていました。教会は強い影響力をもっていました。 初期…改宗と発展 サクソン人は異教徒だった ブリテン島にやってきた初期のサクソン人は、自然を崇拝し複数の神々を信仰していました。このサクソン人の信仰については、詳しいことはわかっていません。 サクソン人の宗教がどのようなものであったかは、ものや場所の名前に名残がみら […]

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《 本の紹介 》

キャラ絵で学ぶ! キリスト教図鑑 小学生はもちろん、大人にとっても「あまり馴染みのない世界」であるキリスト教に、楽しく興味を持って触れられるつくりになっています。

イギリス文化55のキーワード シェイクスピアからビートルズ、ロンドン塔からパブ、紳士からスパイまで、文化の織りなす物語。古くて新しい、新しくて古いイギリス文化を知る必携の一冊。

英国建築の解剖図鑑 ノルマン征服から中世、ヴィクトリア朝、そしてモダニズムまで、英国の建築スタイルをイラストで読み解いたビジュアルガイド。

英国教会の解剖図鑑 本書では教区教会から大聖堂、修道院など、あらゆるタイプの教会建築を網羅。祭壇、内陣、身廊といった部分の名称から様式の変遷まで、時代を追ってイラストで読み解きます。

イギリス文化史

イングランド社会史 辺境の小国から世界の帝国へと発展していったイングランド。ストーンヘンジからノルマン征服、王室と議会政治、農業・産業革命、戦争、娯楽、衣食住にいたるまで、その全貌を克明に描ききった、イングランド社会史の金字塔。

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