D.4 スコットランド

1/4ページ

[詳しく]先史時代のブリテン島

イギリスの先史時代とは、人類の渡来~紀元43年のローマ軍侵攻(ローマ皇帝クラディウスのブリタンニア遠征)までを指します。 狩猟採集を主とする生活が行われていた中石器時(c. 9,000 – 4,300 BC)、海面の上昇にともなって、大陸と陸続きだったブリテンが切り離されて島になりました。農耕と牧畜を中心とする生活に変る新石器時代(c. 4,300 – 2,000 BC)か […]

ジョージ3世(George William Frederick)

ジョージ3世はジョージ2世の孫にあたります。父フレデリックが祖父より先に亡くなっていたため、祖父ジョージ2世が亡くなると王位を継承しました。ジョージ3世は、アン女王以来の、イギリス生まれの国王です。 ジョージ3世の治世は、優雅な文化が花開いた時代であると同時に、国際的な軍事紛争に特徴づけられる時代でもありました。 作家ジェーン・オースティンやシェリー、詩人バイロン、ジョン・キーツ、ウィリアム・ワー […]

[詳しく]4世紀のイギリス

4世紀のイギリスは、現イングランドに相当する南部がローマ帝国の支配下にあり、ブリタンニアと呼ばれていました。現スコットランドに相当する北部にはローマ帝国の支配は及んでおらず、昔ながらの部族が暮らし、また他の地域から渡来したとみられる部族も定着したようです。 4世紀はローマ帝国が徐々に衰退をはじめる時期です。外敵からの攻撃の影響も大きく、混乱状況が続いていました。 4世紀半ば、ローマ帝国はキリスト教 […]

17世紀のイギリス(年表付き)

1603年にエリザベス1世が崩御すると、スコットランド王のジェームズ6世がイングランド王に即位してジェームス1世となり、ステュアート朝が始まります。テューダー朝イングランドのヘンリー7世はジェームズ1世(6世)にとって高祖父にあたります。 彼のイングランド王即位をもって、イングランド(ウェールズを含む)、スコットランド、アイルランドが共通の1人の王のもとで治められる初めての機会となりました。彼は当 […]

ジェームス2世 / 7世(James II / VII)

ジェームスは、イングランドおよびアイルランドの国王としてジェームス2世、スコットランドの国王としてはジェームス7世です。亡き兄王チャールズ2世を継いで1685年2月6日に国王として即位しました。ジェームス2世/7世は、1688年の名誉革命で廃位させられます。 ジェームス2世/7世は、カトリック派の最後の国王です。プロテスタント派の国王が望まれた時代においてジェームス2世/7世は、カトリック派に対す […]

ジェームス1世・6世(James I & VI)

ジェームスはスコットランド女王メアリの息子です。生後13か月でスコットランド王位を継承し、35歳のときにイングランド王位も継承しました。両国に君臨した初めての君主です。スコットランドではジェームス6世ですが、イングランドではジェームス1世として数えられます。 ジェームス1世・6世(James I & VI) 治世 スコットランド王として:1567年7月24日- 1625年3月27日(57年 […]

16世紀のイギリス(年表付き)

イングランドでは、15世紀後半にヨーク家VSランカスター家による王位継承戦争(通称:薔薇戦争)がおこりました。最終的に王位を勝ち取ったのはランカスター傍系の血を引くヘンリー・テューダー(ヘンリー7世)でした。彼の王位継承権は主に母方の系統に由来するものですが、父方の家名をとってテューダー朝と呼ばれます。 ヘンリー7世の王位継承権は弱かったのですが、一連の争いで上位の継承権者が戦死・殺害・刑死のため […]

ジョージ1世(George I / George Louis)

ジョージ1世は、ハノーヴァー( Hanover )の当主であり、選帝侯でもありました。母方からジェームス1世の血を引いています。アン女王が亡くなった1714年、54歳のジョージが、グレートブリテン王国およびアイルランド王国の王位を継承し、ジョージ1世として即位しました。 1715年に、ステュアート家による王位継承を支持するジャコバイトが蜂起しますが成功せず、ジョージ1世が廃位されることはありません […]

ジョージ4世(George Augustus Frederick)

「ヨーロッパいちの紳士( First Gentleman of Europe )」としても知られるジョージ4世は、芸術や建築の良き保護者でした。しかし、私生活は奔放で、めちゃくちゃでした。 1785年、王太子だったジョージは、ある未亡人女性( Maria Fitzherbert )と秘密裏に結婚しました。しかし夫人がカトリック教徒であったことなどから、この結婚は無効とされました。1795年にキャロ […]

イギリス:4つの国から成る国

わたしたちが「イギリス」と呼んでいる国は、正式名称を「グレートブリテン王国および北アイルランド連合王国」といいます。4つの国が集まってできています。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドです。 国名の変遷について 長い歴史の中で最も強かったのがイングランドです。中世のイングランド国王がウェールズを征服して併合し(1283)、近世のイングランド国王はアイルランドの国王をも名乗るよう […]

1 4

《 本の紹介 》

スコットランド王国史話

スコットランド全史 「運命の石」とナショナリズム スコットランド人が信じてきた「運命の石」の伝説を辿ることで、ブリテン島北部がスコットランド王国と呼ばれるまでの苦難や、イングランドの侵略と独立戦争、そして現代の独立運動の高まりまで、スコットランドの歴史を通覧する。

物語 スコットランドの歴史 イギリスのなかにある「誇り高き国」

スコットランドを知っていますか:英国の影に埋もれた「石と水の国」の生き方とその魅力、教えます 四半世紀にわたりスコットランドに魅せられてきた著者が、「石と水でできている」と揶揄されるそのスコットランドの本当の魅力とスコッツの心を、カーリングからトマス・カーライルまで、歴史、文学、宗教、建築等さまざまな角度から語った作品である。

スコットランドを知るための65章 近年、独立を問う住民投票でも注目される、歴史ある土地と人々の魅力を描く。

スコットランド酔夢紀行 シングルモルトへの旅 無類のウイスキー通である詩人・佐々木幹郎が、東京、大阪の知られざるバーで、そして聖地スコットランドの蒸溜所まで出向いて、最高の銘酒を破顔痛飲する極上のエッセイ!

?>