F.10 ジョージアン期

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1714–1837

王室の豪邸にも匹敵するカントリーハウスを4つ紹介

ブレナム宮殿 マールバラ公爵の本拠地であるブレナム宮殿(Blenheim)は、イングランドのオックスフォードシャーにあります。王室の所有ではないカントリーハウスのなかで唯一「宮殿 / Palace」が付されている建物です。1705年から1722年にかけて建てられ、1987年からユネスコ世界遺産に登録されています。 一般公開されています。公式サイト:https://www.blenheimpalac […]

アメリカ独立への序章「砂糖法」

1764年4月5日、「砂糖法案」がイギリスの議会を通過しました。当時、フランス領およびオランダ領の西インド諸島(カリブ海)から北米のイギリス領へ、砂糖と糖蜜の密輸貿易が行われていました。これを終わらせるために設けられたのが「砂糖法(Sugar Act)」です。イギリス政府は収入源の確保も必要でした。フレンチ・インディアン戦争の戦費をまかなうたため借金(公債)が嵩んでいたのです。アメリカの植民地人にとって不快だったのは、商船の取り締まりの厳しさでした。

「七年戦争」を経てイギリスは植民地帝国へ

1756年から1763年まで続いた七年戦争は、オーストリア継承戦争がのこした未解決の問題から生じました。まず勢力を伸ばしたいプロイセンと、失地( Silesia )の回復を求めるオーストリアが衝突します。それぞれをイギリスとフランスが援護して、両大国の覇権争いに発展します。

ジャコバイト最後の蜂起「カロデンの戦い」1745-46

1745年のジャコバイト蜂起はチャールズ・エドワードがおこなった挑戦です。1869年の「名誉革命」で王位を逐われたジェームズ2世はチャールズの祖父にあたります。イギリスでは「王位継承法」が成立し、王位継承権はプロテスタント教派に限ることが法律で定められ、ハノーヴァー朝が始まっていました。1746年1月のフォルカークミュアでこそ勝利をおさめますが、4月のカロデンの戦いで完敗を喫する結果となりました。

イギリスのカントリーハウス-3タイプ

パワーハウスとは最も巨大なカントリーハウスのことを言います。中世のホールハウスから発展して必要に応じて部屋が追加されたか、もしくは地元の建築家によって新たに建てられた邸宅を便宜的にマイナーカントリーハウスと呼びます。 パワーハウスに比べて規模は小さく、数の上では勝ります。19世紀の産業革命につづいて、第三のカントリーハウスが、新しい富裕層によって建てられました。ビクトリアンハウスです。

「ナイルの海戦」ナポレオンの計画をくじく要(かなめ)-フランス革命戦争

「ナイルの海戦」は、フランスとイギリスのあいだで、1798年8月1日に戦われた海戦です。ネルソンが率いる英国の艦隊が、フランス艦隊を駆逐し、ナポレオンの計画を阻止しました。 ナポレオンのエジプト侵攻の目的 ナポレオンはエジプト侵攻を計画していました。目的は「イギリスの貿易ルートを妨害すること」です。またインドのイギリス領に打撃を与えることも考えていました。ナポレオンはエジプト経由でイギリスの敵に援 […]

19世紀のイギリス(年表式)

19世紀のイギリスは産業革命によって大きく変化しました。19世紀はじめの国勢調査では全人口の2割だけが都市部に暮らしていましたが、中ごろには全人口の半数が都市部へ移り、20世紀が近づくころには3分の2が都市部へ移住していました。当初は農業が中心の社会でしたが、後半になるにつれ工業が一般的になりました。職人の手で作られていた品物は、機械で造られるようになりました。 扉絵:Victorian Scho […]

カントリーハウス:マナーハウス や タウンハウス との違いは?

そもそも「カントリーハウス」という言葉は、ロンドンなどの都市部に建つ「タウンハウス」に対比する言葉として使われ始めたそうです。裕福な貴族やジェントリは、所有する広大な土地にお屋敷をもち、ロンドンなどの都市部にも邸宅をもっていました。季節ごとに滞在場所を変えて暮らしていたのです。「カントリーハウス」と混合されやすい言葉として「マナーハウス」があります。マナーハウスは、中世の封建領主の館です。後世、増改築して住宅として利用されたなら「カントリーハウス」の一種となります。

グレートブリテン王国の成立とハノーヴァー家への王位継承

1702年、ステュアート朝のアン女王( Anne, Queen of Great Britain )が戴冠します。ジェームズ2世の娘ですが、彼女の信仰は英国国教会でした。血筋についても信仰についても、心配ありませんでした。しかし後継ぎがないのは問題でした。嫡子はありましたが、1700年に11歳で世を去ったグロスター公ウィリアム( Prince William, Duke of Gloucester )を最後に、みな早世していたのです。

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《 本の紹介 》

18世紀ロンドンの私生活 50点を超す写真とともに、18世紀中葉の大都市ロンドンと、そこに暮らす人びとの営み、肉声を鮮やかに蘇らせた歴史読み物。

ロンドンのコーヒー・ハウス 18世紀イギリスの生活史 当時の政治、経済、ジャーナリズム、文化・文学の世界で、コーヒー・ハウスが果たした多岐にわたる役割をたどりながら、近代都市文化が花開いた18世紀イギリスを生き生きと描き出す、ユニークな生活史。

オックスフォード ブリテン諸島の歴史 8 一六八八年の名誉革命から一八一五年のワーテルローの戦いまでの歴史を辿る。議会王政、合同法、植民地の拡大、フランスとの対抗、アメリカの独立―。

図説 西洋建築の歴史 増補新装版。ギリシア、ローマ、ロマネスク、ゴシック、バロック。2500年に及ぶ壮大な西洋建築の歴史を読みとく、決定版ガイド。

18世紀のヘアスタイリング 18世紀の豪華な髪型、帽子、メイクを忠実に再現できる40のプロジェクトを詳しく解説!

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