ヘンリー7世(Henry VII)
ヘンリー7世は、ウェールズのテューダー家出身の国王です。ランカスター傍系の母方を通じて、イングランド王エドワード3世の血を引いており、「ボズワースの戦い」でリチャード3世を討って王位に就きました。 ヘンリー7世の治世の始まりは、中世の終わり/近世の始まりとして位置づけられています。 婚姻を通じてイングランド内のヨーク派とランカスター派の融合を図り、ばら戦争に終止符を打ちました。両家の紋章を掛け合わ […]
ヘンリー7世は、ウェールズのテューダー家出身の国王です。ランカスター傍系の母方を通じて、イングランド王エドワード3世の血を引いており、「ボズワースの戦い」でリチャード3世を討って王位に就きました。 ヘンリー7世の治世の始まりは、中世の終わり/近世の始まりとして位置づけられています。 婚姻を通じてイングランド内のヨーク派とランカスター派の融合を図り、ばら戦争に終止符を打ちました。両家の紋章を掛け合わ […]
1066年、ノルマンディ公爵ウィリアムが、イングランドに侵攻し国王ハロルドを破りました。ウィリアムはイングランド王として戴冠し、ノルマン人によって国土が審査され再配布され貴族層が入れ替わるという前代未聞の征服となりました。
2世紀のイギリス南部は、ローマ帝国の支配下にあり属州ブリタンニアと呼ばれていました。おおよそ現在のスコットランドに相当する北部は征服されず、昔ながらの部族が暮らしていました。 イギリス(ブリタンニア)は、ローマ帝国最北の国境地帯でもあり、重要な地位を占めていたことから多くのローマ軍隊が駐留しました。イギリス(ブリタンニア)は外部からの攻撃を受けることが多かったため、ローマ帝国は防衛に尽力しました。 […]
エドワードは、従兄弟エルウォルド(Æthelwold)に勝って即位しました。エドワードは先王アルフレッドの長男ですが、王位継承権は保証されていませんでした。当時の社会では、王族のなかで強い者に同等の王位継承権があったのです。エドワードはその治世に置いて、南イングランドと中央イングランド(Midlands)をデーン人から奪還します。デーン人の支配域はノーザンブリアのみに縮小されました。 またマーシア卿に嫁いでいた姉エセルフリーダ(Aethelflaed of Mercia)が亡くなったあと、エドワードはマーシアの支配も兼ねるようになりました。
エドワードは、12-13歳で即位しました。エドワードは先王エドガーの長男でしたが、父王からは継承者としての指名はなく、異母弟エゼルレッド(Æthelred)と王位を争ったとされています。 エドワードは、カンタベリー大司教ダンスタン(Dunstan)およびヨーク司教オズワルド(Oswald)によって戴冠されました。しかし978年、およそ16歳のエドワードは、コーフ城(Corfe Castle)で暗殺されます。
イングランドでは、15世紀後半にヨーク家VSランカスター家による王位継承戦争(通称:薔薇戦争)がおこりました。最終的に王位を勝ち取ったのはランカスター傍系の血を引くヘンリー・テューダー(ヘンリー7世)でした。彼の王位継承権は主に母方の系統に由来するものですが、父方の家名をとってテューダー朝と呼ばれます。 ヘンリー7世の王位継承権は弱かったのですが、一連の争いで上位の継承権者が戦死・殺害・刑死のため […]
1764年4月5日、「砂糖法案」がイギリスの議会を通過しました。当時、フランス領およびオランダ領の西インド諸島(カリブ海)から北米のイギリス領へ、砂糖と糖蜜の密輸貿易が行われていました。これを終わらせるために設けられたのが「砂糖法(Sugar Act)」です。イギリス政府は収入源の確保も必要でした。フレンチ・インディアン戦争の戦費をまかなうたため借金(公債)が嵩んでいたのです。アメリカの植民地人にとって不快だったのは、商船の取り締まりの厳しさでした。
エドワード1世は政治力と武勇に長けた人物でした。 議会を開く際、聖職諸侯や世俗諸侯に加えて騎士や庶民の代表を招聘することが多かったため、その初めとされる1295年の議会は、後世「模範議会」として知られることになりました。 このほか、ウェールズを征服してイングランドに併合したこと、息子をウェールズ大公に叙したこと、スコットランドへの侵攻なども、エドワードの治世の重要なできごとです。 いっぽうで愛妻家 […]
イングランド国王になったヘンリー1世は、のちに長兄ロバートとの戦いにも勝利して、ノルマンディ公爵領をも支配下に収めました。ヘンリー1世は勤勉で聡明な王として知られています。嫡男を海難事故で失ったため、娘への王位継承を段取りしますが、その死後に内戦となりました。
アングロ-サクソン人は、現在のデンマークや北ドイツやオランダに相当する地域から、北海を南へ渡ってきた人々でした。航海術に長け、過去何年ものあいだに沿岸地域を襲っては、彼らが住まうための土地を要求したり、ときには地元の人々を追い払うこともありました。 サクソン人はさらなる土地を求めて内陸に目を向けます。ブリトン人との抗争は避けられないものになりました。
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