country house

カントリーハウス

カントリーハウスとは – マナーハウスとの違いは?

そもそも「カントリーハウス」という言葉は、ロンドンなどの都市部に建つ「タウンハウス」に対比する言葉として使われ始めたそうです。裕福な貴族やジェントリは、所有する広大な土地にお屋敷をもち、ロンドンなどの都市部にも邸宅をもっていました。季節ごとに滞在場所を変えて暮らしていたのです。「カントリーハウス」と混合されやすい言葉として「マナーハウス」があります。マナーハウスは、中世の封建領主の館です。後世、増改築して住宅として利用されたなら「カントリーハウス」の一種となります。

ネルソン副提督が購入したカントリーハウス

1802年9月、ネルソンはロンドンに近いマートンプレイス(Merton Place)に、エレガントなカントリーハウスを購入しました。購入価格は、農場や森林付きで£9,000(現在通貨に価値換算すると約 £809,492、1億2千万円)でした。建物は18世紀に建てられた左右対称のクイーンアン様式です。愛人のエマ・ハミルトンとその夫であるウィリアムがここに暮らし、ネルソンとエマの娘ホラティアもここに暮らしました。ネルソンは、1805年10月の「トラファルガーの海戦」で命を落とすまで、およそ4年間、海に出ないあいだここに暮らしました。

イギリスのカントリーハウス-3タイプ

パワーハウスとは最も巨大なカントリーハウスのことを言います。中世のホールハウスから発展して必要に応じて部屋が追加されたか、もしくは地元の建築家によって新たに建てられた邸宅を便宜的にマイナーカントリーハウスと呼びます。 パワーハウスに比べて規模は小さく、数の上では勝ります。19世紀の産業革命につづいて、第三のカントリーハウスが、新しい富裕層によって建てられました。ビクトリアンハウスです。

イングランドのカントリーハウス(2)建築様式の混合

長い歴史をもつカントリーハウスのなかには、ファサードやウィングに時代ごとの建築様式が混在しているものがあります。 時の有名建築家を雇える人は限られていましたので、おおくのカントリーハウスは、おもに地元の建築家によって改築されました。そのテイストは実用的で、時代の流行にも左右されました。