z. カントリーハウス

イギリスのカントリーハウス

18世紀~19世紀初頭の建築家&造園家 – パッラーディオ様式と自然な美しい景観

18世紀~19世紀初頭、上流階級の富める人びとは豪華なカントリーハウスを所有し、そこに住んだり、季節ごとに滞在したりしました。所有する豪邸とまわり景観を美しく仕上げることに時間とお金を費やし、邸宅までのアプローチと窓からの眺めをより印象的なものにしようと躍起になりました。

王室の豪邸にも匹敵するカントリーハウスを4つ紹介

ブレナム宮殿 マールバラ公爵の本拠地であるブレナム宮殿(Blenheim)は、イングランドのオックスフォードシャーにあります。王室の所有ではないカントリーハウスのなかで唯一「宮殿 / Palace」が付されている建物です。1705年から1722年にかけて建てられ、1987年からユネスコ世界遺産に登録されています。 一般公開されています。公式サイト:https://www.blenheimpalac […]

イギリスのカントリーハウス-3タイプ

パワーハウスとは最も巨大なカントリーハウスのことを言います。中世のホールハウスから発展して必要に応じて部屋が追加されたか、もしくは地元の建築家によって新たに建てられた邸宅を便宜的にマイナーカントリーハウスと呼びます。 パワーハウスに比べて規模は小さく、数の上では勝ります。19世紀の産業革命につづいて、第三のカントリーハウスが、新しい富裕層によって建てられました。ビクトリアンハウスです。

カントリーハウス【サウスイースト編】

このページは、カントリーハウス【サウスイースト編】です。 ブレナム宮殿 Blenheim Palace 大部分が一般公開されています。 ブレナム宮殿はチャーチル家の拠点であるとともに、霊廟( mausoleum )でもあり、国定モニュメント( monument )でもあるユニークな建造物です。第二次大戦中に首相を務めたウィンストン・チャーチル( Sir Winston Churchill )の祖先 […]

カントリーハウス:マナーハウス や タウンハウス との違いは?

そもそも「カントリーハウス」という言葉は、ロンドンなどの都市部に建つ「タウンハウス」に対比する言葉として使われ始めたそうです。裕福な貴族やジェントリは、所有する広大な土地にお屋敷をもち、ロンドンなどの都市部にも邸宅をもっていました。季節ごとに滞在場所を変えて暮らしていたのです。「カントリーハウス」と混合されやすい言葉として「マナーハウス」があります。マナーハウスは、中世の封建領主の館です。後世、増改築して住宅として利用されたなら「カントリーハウス」の一種となります。

カントリーハウス【ロンドン近郊編】

このページは、カントリーハウス【ロンドン近郊 編】です。 バッキンガム宮殿 Buckingham Palace バッキンガム宮殿は、19世紀初頭のリージェンシー(摂政)時代の面影を色濃く残す建造物のひとつです。建築家ジョン・ナッシュは、ジョージ4世のために莫大な費用を惜しみなく使いました。 バッキンガム宮殿には775の部屋があります。公式行事に使われる大広間は、8月9月および冬と春の特別日に一般公 […]

イングランドのカントリーハウス(1)成り立ちと建築様式の変化

カントリーハウスの建築様式は様々です。中世のものから、テューダー朝エリザベス時代の様式、あるいは後のゴシック様式やバロック様式、摂政時代に新築されたパッラディーオ様式、そこから少し時代を下ったビクトリアン様式などがあります。

イングランドのカントリーハウス(2)建築様式の混合

長い歴史をもつカントリーハウスのなかには、ファサードやウィングに時代ごとの建築様式が混在しているものがあります。 時の有名建築家を雇える人は限られていましたので、おおくのカントリーハウスは、おもに地元の建築家によって改築されました。そのテイストは実用的で、時代の流行にも左右されました。

《 本の紹介 》

図説 英国ナショナル・トラスト 英国の自然景勝地と歴史的建造物を市民の力で守る「英国ナショナル・トラスト」の魅力をここに集大成。本物の英国を知りたい人、旅したい人のための必須の1冊。

イギリス庭園の文化史―夢の楽園と癒しの庭園 イギリス庭園史の起源は、帝政ローマの属領ブリタニアの時代に遡ることができる。古典古代とキリスト教の楽園を追求する庭園史の流れは、やがて風景庭園を生み出した。1~18世紀までのイギリス庭園文化の歩みをふりかえる。

英国建築の解剖図鑑 建物のパーツを英文でも記載、学習にも役立ちます。映画やドラマ、小説の背景を理解したり、創作をする人の参考資料としてもおすすめ。

図説 英国のインテリア史

図説 英国の住宅: 住まいに見るイギリス人のライフスタイル 調和のとれた街並み、愛らしい家々、生き生きと暮らす人びと。英国の住宅の魅力をその知識とともに紹介する初めての一般書。決定版!

日本でもできる! 英国の間取り 今まであるようでなかった「英国の住宅の間取り」。毎日を楽しく住むための工夫、そして家への愛情にあふれた1冊です。

?>