D.2 ウェールズ

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ヘンリー8世(Henry VIII)

ヘンリー8世は、イングランド国教会を設立したこと、そして6人の妃をもったことで知られています。これらは後継ぎの男児を切望したためだと云われています。 ヘンリー8世と最初の妃との間に産まれた男児は生後間もなく亡くなってしまいました。妃が出産の難しい年齢にさしかかると、ヘンリー8世は再婚を考えます。再婚するには、最初の妃との結婚を無効化する必要があり、これにはローマ教皇の承認が必要でした。しかしローマ […]

ブリテン島の先史時代

イギリスの先史時代は、人類の渡来~紀元43年のローマ軍侵攻(ローマ皇帝クラディウスのブリタンニア遠征)までを指すことが多いです。 ~紀元前8000年 旧石器時代(Palaeolithic) 狩猟・採集を主とする生活 紀元前6500年頃 ヨーロッパ大陸と陸続きだったグレートブリテン島が、海面の上昇により大陸から切り離されて、島になる。 紀元前4000年頃 新石器時代(Neolithic) 狩猟・採集 […]

メアリ1世(Mary I of England)

メアリ1世は、ヘンリー8世とアラゴン王女キャサリンの娘です。敬虔なカトリック信者で、スペイン王子(のち国王)フィリップと結婚しました。メアリ1世は、プロテスタント派の弾圧を行い、プロテスタント派の司教らを処刑し、イングランドの再カトリック化を図りました。このため、メアリ1世は「血のメアリ」という異名をもちます。 子供を授かることがなく、異母妹エリザベスに王位を継承しました。 メアリ1世(Mary […]

【歴代】イギリスの君主(国王・女王)一覧

このページでは、4ヶ国すべての君主※を掲載しています。知りたい国家および年代を、目次から選択してジャンプしてください。 ※「イギリス」は正式名称を「グレートブリテン王国および北アイルランド連合王国(1922年成立)」といい、4つの国から成っています。イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドです。国家と国名の変遷など、おおざっぱな通史を知っておきたい方は、国名の変遷 を参照してくださ […]

16世紀のイギリス(年表付き)

イングランドでは、15世紀後半にヨーク家VSランカスター家による王位継承戦争(通称:薔薇戦争)がおこりました。最終的に王位を勝ち取ったのはランカスター傍系の血を引くヘンリー・テューダー(ヘンリー7世)でした。彼の王位継承権は主に母方の系統に由来するものですが、父方の家名をとってテューダー朝と呼ばれます。 ヘンリー7世の王位継承権は弱かったのですが、一連の争いで上位の継承権者が戦死・殺害・刑死のため […]

エドワード2世(Edward of Caernarfon)

エドワード2世は、エドワード1世の息子です。カーナーヴォン城で生まれ、1301年にウェールズ大公に叙されました。ピアス・ギャベストンをはじめとする取り巻きの影響を受けやすく、無能で軽薄と評されることが多い国王です。 対スコットランド戦では「バンノックバーンの戦い」で大敗します。スコットランドは勢いを得て、独立につながりました。 治世を通して諸侯の反感を買いつづけたため、王権の縮小や、議会の発展に、 […]

8世紀~12世紀のウェールズ

ウェールズは頻繁に内輪揉めの内戦を繰り返していました。アングロ=サクソン時代のイングランド※および、ノルマン征服以降のイングランド※からの圧力も受けました。/1. オッファの壁(8世紀)2. グヴィネズ王ロドリの覇権(9世紀)3. 南西の小王国の統一(10世紀)4. バイキングによる襲撃(10世紀)5. グリフィズによるウェールズの統一(11世紀) 6. ノルマン人の侵攻(11世紀) 7. ウェールズの反乱と領土の回復(12世紀)

ヘンリー2世(Henry Curtmantle)

フランスのアンジュー伯家に生まれてイングランド王になったヘンリー(2世)は、パワフルな王で、優秀な戦士でもありました。イングランドの裁判システムを強化したり、軍役代納金(scutage / 軍役に代えて貨幣を治める・税)の徴収額を上げるなどしました。フランスでも領土を拡大し「アンジュー帝国※」とも呼ばれる広大な領地を治めました。 またヘンリー2世は、カンタベリー大司教トマス・ベケットとの対立と、そ […]

13世紀のヨーロッパの服装【男性編】

このページは、13世紀のヨーロッパの服装【男性編】です。 13世紀ヨーロッパの服装の「概要」および「女性編」は下記リンク先を参照してください。 基本 シャツ、チュニック、サーコート 男性は、シャツ( shirt )の上にチュニック( tunic )もしくはコット( cote / cotte )とサーコートの組み合わせを着用しました。 チュニックの着用例 サーコートの種類と発展 サーコート( sur […]

ヘンリー5世(Henry of Monmouth)

ヘンリー5世は、ヘンリー4世の息子です。武勇に優れ、父王の治世に起きたイングランド各地の反乱をを鎮圧しました。 即位すると対仏戦(百年戦争)を再開し、アジャンクールの戦いに勝利します。1420年には、次期フランス王位の継承が約束され、フランス国王シャルル6世の娘カトリーヌを妃に迎えました。しかし息子ヘンリーが生まれて間もなく、ヘンリー5世は赤痢を患って35歳で急逝してしまいました。 シェイクスピア […]

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《 本の紹介 》

物語 ウェールズ抗戦史 ケルトの民とアーサー王伝説 ブリトン人は、のちにウェールズと呼ばれる島の西の隅に追いやられ蹂躙されながらも、外敵イングランドに抵抗を続けた。そして1485年、ついに「勝利」の日が訪れる。

ウェールズを知るための60章 英語と全く異なるウェールズ語を話せる若者も少なくない。アーサー王伝説のルーツを持ち、海苔を食すなど日本との意外な共通点もあるウェールズを生き生きと紹介する。

ウエールズ語の基本 生きたケルト語であるウェールズ語会話入門書。たくさんの練習問題を解くことで、自然に文法と表現を身につけます。厄介な音声変化も丁寧な解説で難なく習得。

ケルトの解剖図鑑 巨石文化、異界、装飾写本、ドルイド、アーサー王伝説……本書ではケルト諸語を基盤としてケルト文化をとらえ、歴史・神話・美術・考古学などさまざまな角度からその全体像にせまります。

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